ネブライザー

この記事は 診療報酬点数 Advent Calendar 2018 6日目の記事です。

ネブライザー 12点

カタカナで書くとぴんと来なさそうですが吸入のことです。誰しも子供の頃に風邪をひいて咳がなかなか治まらないときとかに一度はしたことがあるんじゃないでしょうか。

こちらも注射料と同じく使った薬剤の点数が足されます。

そうです、わりと大袈裟な装置なのに全然お値段かかりません。そのうえ注射よりも看護師さんがしなければいけない準備も遥かにマシです。

咳はなかなか抜けないとそのまま咳喘息に移行したり、治ったはずの小児喘息がぶり返したりするのでつらければ素直にネブライザーしてもらいましょう。

ちなみに日本臨床内科医会によると咳の1回あたりの消費カロリーは約2kcalだそうで、確かに食事ができなくなった高齢者の咳が止まらないとみるみる弱っていくのでこの数字はそれなりに納得できます。

また咳の原因は実はいろいろあり、咳止めを処方しても改善しない場合まっ先に疑われるのは逆流性食道炎です。お医者さんも原因を特定できるよう順番にアプローチしてるので、薬を処方してもらったけど全然治まらないからと言ってすぐに藪医者だと思うのはやめてあげましょう。治らないと言ってもう一度かかったときに前と同じ薬を出されたらちょっと考えてもいい気がします。

 

明日は lein_mana で皮膚科軟膏処置 についてです。皮膚科編はじまります。